部署紹介
入退院調整
入退院調整は、入退院センター内にある、患者さんの入院調整・退院調整を行う部署です。
入院調整としては、「救急車を断らない」という病院の理念のもとに、空きベッドの調整や入院のベッドコントロールを行います。
また、退院調整としては、治療を終了した方が心配なく自宅に戻れるように、病棟スタッフや地域の医療・介護スタッフと共に支援します。自宅に帰れない患者さんに対して適切な療養先の検討・調整なども行います。
患者さん、家族の意向を尊重しながら、関わることを大切に考え、入退院支援を実践しています。
救急外来
救急外来では、「断らない医療」をモットーに、全ての救急患者さんを受け入れ、高度で安全な医療の提供を心掛けています。
救急看護師は、救急搬送患者やwalk-in患者の突発的な病気やケガなどで苦しむ患者さんの救急処置を適切に行います。
緊急度の高い重症患者さんを看護する機会が多く、内科や外科、外傷といった症例やさまざまな診療科の対応も多いので、仕事を通して救急看護のスキルアップが期待できます。
部署内教育にも力を入れており既卒看護師にもサポートしながら指導・育成を行っています。救急看護の経験のない方でも共に学び成長することを教育目標にしています。
そして、緊急の場面でも患者さんに寄り添う看護を実践していきたいと日々努力しています。
検査室
検査室は、内視鏡検査室(胃カメラや大腸カメラなど)・生理検査室・画像診断検査室(CTやMRIなど)・核医学検査室(負荷心筋シンチグラフィーや骨シンチ、脳血流シンチグラフィーなど)から成り立っています。
中でも、核医学検査は新築移転に伴い新たにスタートした部門です。
また、内視鏡検査室では、検査前の時間を快適に過ごしていただく為にテレビ付のリクライニングシートを導入しました。
患者さんが、外来や入院中の検査を安心して受けられるように支援していきます。
化学療法室
化学療法室は9床あり、2022年度は4852件の治療を行いました。
できるだけ快適に過ごしていただけるよう、リクライニングチェアを導入しています。
治療が安全に、安楽に、確実に患者さんとご家族に提供できるよう、多職種で協力しながら個別性に応じて対応しています。また、治療に伴う外見上の変化に対するアピアランスケアにも力を入れており、併せて、療養中に日常生活への支援も強化しています。
ICU
ICUは、最新の設備の中で12床のベッドを持ち、断らない医療を支えるため、院外から搬送されてくる重症患者や心臓・大血管など侵襲の大きな患者の受け入れに尽力しています。
また、患者の早期回復やQOL向上のため、集中治療科をはじめ、薬剤師・臨床工学技士など他職種と連携し、意見交換や情報共有を行うことで質の高い看護を提供できるよう取り組んでいます。
そして、危機的状況にある患者及び家族に寄り添い、身体的・精神的ケアに努め、ご家族の思いを受け止めるよう心掛けています。
手術センター
手術センター内に手術室は11部屋あり、低侵襲手術(脳血管カテーテル治療)室は、世界初のMRIと移動式CTを兼ね添えた高度な医療を提供できるハイブリッド手術室となっています。
私たち手術室看護師は、術前・術中・術後という周術期のなかで、病棟看護師と連携を取りながら継続した看護の展開を行っています。
多くの患者さんにとって、手術は初めての経験であり、その不安は図り知れません。周術期外来で手術前の患者さんの不安軽減に努め、手術中は患者さんの代弁者となり、
安全・安楽に手術が受けられるよう麻酔科医、外科医、診療支援部スタッフとチームを組んで臨んでいます。
[3A]腎臓内科 / 泌尿器科
主に腎臓内科と泌尿器科の疾患を患う患者さんが入院しています。
透析治療においては、維持透析患者さんのみならず、シャント閉塞や急性腎障害などにより緊急一時的な透析を必要とする患者さんの看護も行っています。
また、泌尿器科の手術や化学療法を受ける患者さん、ターミナルケアの患者さんの看護を行っています。チーム医療の推進により他職種協働し、患者さんと家族が安心して退院できるように退院支援を行っています。
[3B]心臓血管センター
心臓血管センターに属し、主に心臓血管外科の患者さんが入院しています。
心臓の手術を受ける患者さんの不安を取り除くとともに、術後は少しでも早くもとの生活に戻れるよう医師・薬剤師・リハビリ部門・栄養士などとの連携を密にし、早期回復・早期離床を目指した看護を実践しています。
また患者さんの退院後の生活を見据え、多職種で退院支援カンファレンスを行い、患者さんと家族が安心して退院を迎えられるようサポートしています。
「この病院に入院してよかった」という患者さんの笑顔を源に、コミュニケーションを大切にし、安心・安全な看護を実践していきたいと思っています。
[3C]心臓血管センター
心筋梗塞や狭心症、心不全で入院している患者さんに対し、リハビリスタッフと共に心臓リハビリテーションを実施し、退院後の生活を見据えた患者指導を行っています。
また、カテーテル治療を受ける患者さんも多く、不安なく治療が受けられるようカテーテル室のスタッフと連携しながら看護を実践しています。
ハートセンター全体で勉強会を実施し循環器看護のレベルアップを目指しています。
カテーテル室
3室のカテーテル室があり、主に心臓カテーテル検査、ペースメーカー(ICDやCRT-D含む)植え込み術、不整脈に対するカテーテルアブレーション治療、出血に対する動脈塞栓術を行っています。
入室してくる患者さんは強い不安を抱いている方も多いため、安心・安全に検査や治療を受けられるよう精神的ケアに力を入れるとともに、インターベンションエキスパートナース(INE)の資格を持つ看護師を中心に教育システムの整備や勉強会を開催しています。
また、スムーズな検査・治療の実施を目指して、医師・臨床工学技士・診療放射線技師と綿密に連携を図っています。
CCU
CCUは、心臓血管センターに属し、虚血性心疾患の超急性期や心不全などの循環管理等の心疾患を中心に集中治療を必要とする患者さんを受け入れています。
また、ハイケアユニットとしての役割も担っており、心臓外科の術後や消化器外科の術後、呼吸器装着患者の離脱まで幅広い疾患の患者さんに看護を提供しています。
血液浄化療法室
血液浄化療法室では、10床2クールで透析治療を行っています。血液浄化療法室で透析を行えない患者さんに対しては、ハイケア病棟や個室で出張透析を行っています。多岐に渡る疾患の患者さんの透析を3名の看護師で対応しています。
[4A]総合診療科 / 神経内科
総合診療科・神経内科の患者さんに加え、形成外科の患者さんも一部受け入れています。
特定の臓器、器官にとらわれず急性期から慢性期まで内科全般にわたる疾患を抱えた患者さんの看護を行っています。
一人ひとりその方に必要な支援をカンファレンスで話し合い、多職種と協働し、安全に、安心して療養できるよう援助を行っています。
また、入院中の生活のみでなく、退院後の生活を見据え、日常生活を送るために必要な身体機能の維持、向上ができるような支援を行うことを目標として取り組んでいます。
[4B]低侵襲脳神経センター
低侵襲脳神経センターとして脳疾患患者さんの入院加療を行っています。
脳神経外科を中心に、開頭手術の患者さんや水頭症のシャント手術の患者さんや、HCUで集中治療を終えた患者さんが入院しており、患者さんが安心して検査・治療が受けられるような看護の提供を心掛けています。
また、リハビリ部門と協力し、退院後の生活を踏まえた日常生活の援助を心掛けています。
[4C]低侵襲脳神経センター
低侵襲脳神経センターとして脳疾患患者さんの入院加療を行っています。
脳血管内治療科を中心に、脳カテーテルの診断・治療を受ける患者さんや、HCUで集中治療を終えた患者さんが入院しており、患者さんが安心して検査・治療が受けられるような看護の提供を心掛けています。
また、リハビリ部門と協力し、退院後の生活を踏まえた日常生活の援助を心掛けています。
HCU
低侵襲脳神経センターのハイケアユニットとして、緊急入院患者の受け入れや重症患者、手術後(脳血管カテーテル治療含む)の患者の受け入れを行っています。
血圧、脈拍、呼吸など24時間の監視モニターに加え、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士など多職種の専門的知識と協働して患者さんの治療をサポートしています。
また、緊急入院に対する患者さんや家族の不安軽減にも努めています。
[4D]緩和ケア内科/消化器内科/外科/乳腺・内分泌外科/泌尿器科 他
緩和ケア内科を含む、外科・内科の患者さんの受入れをしています。加療から症状緩和までトータル的にサポートします。
看護師・看護補助者・医師・薬剤師・栄養士・PT・OT・ST・臨床心理士・MSWなどの多職種で患者さんのQOL(生活の質・生命の質)の向上を目標とし、チーム医療で力を合わせ、ケアを行っています。
[5A]消化器内科 / 神経内科
食道・胃・肝・胆道系・腸疾患を中心に緊急を要する内視鏡的治療を受ける患者さんや、神経内科疾患の患者さんの入院加療を行っています。
高齢患者さんが多い中、検査・手術・化学療法・患者教育などが確実に受けられるよう個別性に合わせた看護が求められています。
そのため、患者さんの立場を理解し、患者さん・家族が主体となり治療を進められるよう看護師としての役割を果たすため、カンファレンスなど行い患者理解・情報共有・最良の看護について考えられるようにしています。
[5B]外科 / 呼吸器外科 / 乳腺・内分泌外科 / 形成外科
主に外科的手術(胃がん・大腸がん・胆嚢摘出術・鼠径ヘルニア整復術・乳がん切除術・甲状腺手術)を受ける患者さんやターミナルケアの患者さんの看護を行っています。
周術期の看護や患者さん家族の思いを確認しながら、定期的に医師・看護師カンファレンスを実施し、個別性のある看護を実践しています。
また、ストーマ造設や乳房切除術後の生活指導やボディイメージの変化に対する援助、精神面への援助などを皮膚排泄ケア認定看護師・乳がん看護認定看護師と情報共有し援助を進めています。
手術件数も多く忙しい業務の中、病棟一丸となってPNSの充実と業務改善に取り組んでいます。
[5C]整形外科 / 眼科
頚椎、腰椎など脊椎・脊髄疾患と股関節・膝関節疾患の患者さんを中心に入院診療を行なっています。 高齢化が進む中、地域に根差し、退院後の生活を見据えた看護ケアを提供しております。急性期から回復期、在宅や施設への退院支援まで多職種と協働し、患者さんの思いに沿った看護実践を目指しています。
[5D]リハビリテーション科
脳血管疾患または大腿骨頸部骨折などにより、身体機能の低下した方や、日常生活を送ることが困難になった患者さんを対象に、
日常生活能力の向上や寝たきり防止と社会復帰または家庭復帰を目的として、定められた期間内に集中的かつ効果的にリハビリテーションを受けることができる病棟です。
より自立した日常生活が送れるように医師、看護師、リハビリスタッフ、MSWなどが連携をとりながら支援し、退院後の在宅生活の自立を目指します。
当病棟では、患者さんの疾病を考慮して全身観察を行い、二次合併症の早期発見や予防に努めること、そして、日常生活全般のお手伝いを行いながら、
安心してリハビリを進められるよう援助し、リハビリで獲得した「できる能力」を日常生活に取り入れ「している能力」となるように援助します。
また、看護補助者も同様に生活の基本(食べる・着替える・排泄・入浴・整容など)となる場面でのお手伝いをします。
家族を含め精神面での変化にも気を配りながら、患者さんが家族から適切な支援が受けられるように、家族に対しても援助しています。