認定看護師、認定看護管理者に4名が合格、より質の高い看護ケアへ
お知らせ2012.07.26
狭山病院の看護師4名が、認定看護師(集中ケア、がん化学療法看護、感染管理)と認定看護管理者に合格しました。これにより当院の資格認定看護師は9名となり、高度化・専門分化がすすむ医療現場で、質の高い看護を提供することが期待されます。
認定看護師は、特定分野の熟練した看護技術と知識を磨いた看護師です。社団法人日本看護協会が認定した21分野があり、資格取得には5年以上の実務経験と3年以上の認定看護分野の経験に加え、6か月以上の教育課程を修了し、試験に合格しなければなりません。その役割は医療現場で高い評価を得ており、今年度は全国で1万人の大台に乗りました。
『集中ケア認定看護師』を取得した町田綾さんは、「ICUだけでなく、ICUを出た患者への継続的な看護など、看護全体のレベルアップに貢献したいです」と言います。集中ケア認定看護師は広い医療分野の知識を身に付けていることから、今後は、医師と看護師の役割分担について院内判断基準を明確化していくなど、広い視点で狭山病院の看護を発展させることが期待されています。
『がん化学療法認定看護師』に合格した駒井絵美さんは、がん研有明病院での研修をきっかけに、がん患者のケアに関心を深めました。「がん化学療法の副作用や投薬法の正しい知識をもとに、患者の方への退院指導やフォローを行いたいです。また院内で勉強会を開くことで、スタッフのレベルをより高めたいと思います」と意欲を話しています。
栗原しのぶさんは、9年越しの夢だった『感染管理認定看護師』を取得しました。ICU担当時代に院内感染対策の重要性を深く感じた栗原さんは、院内感染対策委員としてスタッフの意識向上をはかるなど、狭山病院の院内感染対策の基盤づくりに長年貢献してきました。「患者さんと直接触れ合う機会は少ないですが、院内感染を予防することで皆さんの役に立ちたいです」と抱負を語りました。
また福島俊江・看護副部長は認定看護管理に合格しました。認定看護管理者は、優れた管理者としての資質を磨き、看護の組織的な水準向上をはかり保健医療福祉に貢献することが求められます。「地域の中核となる急性期病院として高度な医療を提供しながら、地域の方々に顔が見える・地域と繋がっていく看護を目指します」と話しています。
狭山病院では今後もレベルの高い看護師を育て、質の高い看護ケアの実現を目指します。