患者理解を深めよう~不安・コーピング~ と題し、ライムナース[3~4年目の看護師]を対象とした研修が行われました。
コーピングとは、英語のcope(対応する、対処する)から派生したメンタルヘルス用語で、ストレスへの対応・対処の方法のことをいいます。ストレスコーピングと呼ばれることも多く、ストレス解消法の一種だと誤解されることもありますが、むしろストレスがあることを前提に、そのストレスと「どううまく向き合っていくか」という方向で解決をはかる手法です。
ストレスというと悪いイメージがつきまといますが、そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことなので、適度の緊張感は仕事の質をよくしたり、意欲を高めたりする作用もあります。
しかし、過度のストレスは心身に悪い影響を及ぼし、うつ病などの精神疾患だけではなく、脳梗塞や心筋梗塞など、身体的な疾患を引き起こす原因にもなってしまいます。
講義とグループワークを通し、患者さん・家族を理解し、状況に応じた看護を実践し、不安を持つ患者さんの理解とその不安に対する対処行動(コーピング)を理解する事を学びました。
今日の研修で学んだ事を しっかりと、実践の場で活かしていってください。
看護教育センター