人の周りには、目には見えないけれど、一種のなわばりが
ある一定の大きさをもって、形成されていて、
そのなわばりが侵されると、不快な気持ちになるといいます
これは、パーソナルスペース(個人空間)と呼ばれていて、
自分の近くに、他人が接近してしてきたときの
「気づまりな感じ」や「離れたい感じ」がするような領域のこと
確かに、電車やバスに乗った時とか、会議や勉強会での座席の位置など
意識はしていなくても、自分と他人の距離感を保っています
パーソナルスペースの大きさは、
性別や文化・場面の状況・そして対人関係の程度で変化します
ママとこどもだったら、ギューっと抱きしめる距離
恋人同士の距離、会社の同僚の距離、他人との距離、いろいろです
自分は近づきたくても、相手は気づまりかもしれないし、その逆もあるかもしれません
本能というものも、関係してるのかも、危険なものには近づかないとか・・・
動物にも、縄張りがありますものね
ワンコのマーキングなんかは解りやすいですし
看護師という職業はどうでしょう
医療や看護の現場では
ケアを行っています
病院の中では、近づくことや、近づかれることに
それほど違和感はないのかもしれません
それゆえに
心地よく過ごせる空間の提供、コミュニケーションにおける配慮は
大切なものと感じます
看護部長 粕谷文子