平成24年1月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・人間学入門より(監修 藤尾秀昭)
いま時代は目まぐるしく変化しています
こういう時代に生きていると、絶対変わらない不変の真理などないように思えてきます
しかし、いかに時代が変化しようとも、絶対に変わらない不変の真理は依然としてあります
一つは、「人間は必ず死ぬ」ということです
この世に生まれて死なない人は一人もいません
二つ目は、「自分の人生は自分しか生きられない」ということです
子供が病気になり苦しんでいる時、親は代わってやりたいと思います
しかし、その子の人生はその子にしか生きることができません
人生に代役はないのです
第三は、「人生は一回限りである」ということ
人生は繰り返すことができません 人生にリハーサルはありません
第四は、「この悠久の宇宙の中で、自分という人間は過去にも未来にも一人しかいない」ということです
これは本当にすごいことです
百五十億年前にビッグバンがおこり、四十数億年前に地球ができました
その地球に生命が芽生え、やがて人間が誕生します
以来、どれほどの人がこの世に生まれ亡くなっていったか計り知れませんが、
しかし、自分と同じ人間は一人もいなかったし、これからも生まれてこない
私たちは、実に奇跡のような生命を生きています ・ ・ ・ ・
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命のあるものは必ず滅します
これは誰にもどうにもできませんね
自分にしか生きられない、一回きりの人生をどういうふうに生き抜くか
奇跡のような尊い命を、輝かせるために
そう考えると、一日一日が、大切に愛おしいものとして、ほんとうに貴重な瞬間の連続です
大好きな人のために、大切な人のために、そして自分自身のために
平成24年を心豊かな年とできるように、毎日を学びの場としていきます
看護部長 粕谷文子