病院へ入院した人は、患者さんと呼ばれ、
生活空間は病室となり、多くの人は、非日常的な生活をおくる
これまでの日常とは、引き離され、医療者といわれる
家族ではない多くの人たちと、関わることとなる
自分の意思に沿うことばかりではない
全く反する事もありえる
環境が変化するということは、正常な判断がつくものにとっても
不安と恐怖が伴うものであることは、想像がつく
では、病気で心身の弱っている人はどうか
身体が思うようにならず、苦痛を感じている人は・・
小さな子供や高齢者は・・・
病院は、健康な人が来るところではまずない
何らかの治療・ケアが必要とされる人たちである
環境の変化から、一時的にせん妄状態や不穏行動をとることも
不思議なことではないのではないか
安全で、快適な療養環境を考えていきたいと思う
療養環境が治療成績に影響を与えるであろうことは予測がつく
医療機関のアメニティの向上は、医療サービスの中でも
重要となっている
看護師も環境要因のひとつ・・ともいわれている
何をする人か
考えて考えて考え続けていかないと・・
看護部長 粕谷文子