<認知的不調和理論>
認知や行動の間に不調和な関係があるときは、
これを低減あるいは除去するために何らかの圧力をかけ、
安定した関係を取り戻そうとする
例えば「喫煙」
煙草を吸う・・という行動
と
煙草を吸うと肺がんになりやすい・・という認知
は矛盾するので、その矛盾を解消しようとする
合理的な解決方法は行動を変えること・・すなわち禁煙で
そればできれば認知と行動は矛盾しなくなる
しかし、すべての人が禁煙できるわけではない
行動の修正は困難ということとなる
その場合、認知に修正を加える必要がある
そこで
「喫煙すると気分が落ち着き、精神衛生に良い」という
認知を加えると、不協和は弱められ
「肺がん死亡は交通事故死より少ない」という
認知を追加すると、不調和はさらに低減される
人の心・・脳かな?
って、すごいですね・・良いも悪いも・・・
自分の都合のいいように考えや解釈を変えてみたり
そうすることで、心のバランスをとっているのかもしれません
看護副部長 粕谷文子