がん看護に興味があり、昨年度・今年度と緩和ケアリンクナースとして活動させてもらっています。沢山の患者さんとの出会いと別れがありました。
心に残る出来事があります。 肺がん末期の若い患者さんでした。筆談で会話され、「彼女のために自分のすべてを残してあげたいんだ」と、急遽入籍を決断されました。 看護師も見届けてほしいと希望され、病室で指輪の交換だけでしたが家族全員に見守られながら温かい結婚式を行いました。その後まもなくして患者さんは旅立たれましたが、 お互いを思いやり日々を過ごされていました。
私が二人のために何をしてあげられたのか、振り返って考えることばかりですが・・・「看護師さんにも見届けてほしい」と、言っていただいたその言葉が嬉しかったです。
これからの看護師としての人生のなかで、沢山の患者さんとの出会いがあると思いますが、患者さんがその人らしく日々過ごせるように患者さんに寄り添った看護ができるよう頑張っていこうと思います。
西2階病棟 羽入