本日の研修では、「気管内挿管」「致死的不整脈と急変時の対応」について学びました。
研修に臨むにあたり、事前学習として気管内挿管について勉強をしていきました。
講師は、ER総合診療センターの主任看護師の方とICU主任看護師の方です。
研修では、まず、気管内挿管の基本的な知識や必要物品についてなどの講義が行われ、実際の流れについて講義と映像で確認しました。その後、グループに分かれて医師、看護師役となり気管内挿管の手技を確認しました。ほとんどの人が気管内挿管を行ったことがなく戸惑いながらの体験になりましたが、手順を確認して、講師を務める先輩看護師からアドバイスを受けながら実践しました。医師役、看護師役とそれぞれを体験してみて、医師は患者さんから目が離せないこと、そのため看護師がモニターの確認や医師が挿管しやすいように物品を手渡すなどの介助が必要になることを学びました。また、医師役を行ってみて、呼吸状態が不安定な患者さんに対して、早急に気管内挿管を行い呼吸状態を安定させていくためには看護師の適切な介助がなければ難しいということを学ぶことができました。今後、気管内挿管を行うような時には、今日の研修を活かしながら挿管介助を実践していきたいと思いました。
また、午後には集中ケア認定看護師の方が講師となり、「致死的不整脈と急変時の対応」についての研修が行われました。
以前の研修で不整脈について学んでおり、致死的不整脈がどのような不整脈であるのかすでに理解したうえで臨んだ研修です。研修の中では、実際に臨床の場で使用されている除細動器を間近で見て、どのように使用するのか、などを学びました。病棟に除細動器が常備されていないところもあり、興味津々で使用方法や注意点を確認していました。
今回の研修内容は、急変時対応など患者さんの生命に関わる処置が多く、普段から実践することはないと思います。しかし、いざ必要となった時に看護の中で活かせるようにしていきたいと思います。
新人看護師 一同