い・の・ち

病院前の道路をクリニックに向かって歩いていると


以前、腎クリニックで透析をうけていらしたSさんにお会いしました

顔色もよくとてもお元気そうです

「もう1年半になりましたよ」

「ときどき、まだ、傷口がシクシク痛むけど、元気にやっています」

と、笑顔で話してくださいました


Sさんは、腎移植をうけられて、透析を離脱することができました


「もう、(移植は)無いと思ってたけど、手術を受けることができて感謝しています」

「食事もおいしいですよ」 

「今日はお見舞いなんです」

と話す傍らで、奥様がやさしく微笑んでいらっしゃいました


慢性腎不全の透析患者さんは、生涯継続して治療を受けなければなりません

日本における治療水準の高さと透析機器の精度は格段に進歩していますが・・・


短い時間でしたが

Sさんとの再会は、ほんとにうれしいひと時でした


そんな中

先週、15歳以下の脳死判定後の臓器移植が行われたと

報道されていました

昨年、臓器移植法が改定されてから、初めてとなる10代での臓器提供です


ご両親のご決断は多くの命を救いました

移植を待つ多くの方々は、勇気をもらったのではないでしょうか


ひとは命の尊さをどんなときに感じるのでしょうか

生きていることは

時につらく、苦痛をともなうこともあるのでしょうね

だけどやっぱり生きてほしい


子を持つ親として

わが子の顔をまじまじ見ながら

健康であることに感謝せずにはいられません







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