「上機嫌の作法」齋藤孝 2005 角川書店
著者は明治大学の教授であり、多くの著書を書いておられるので
ご存知の方も多いと思います
「上機嫌の作法」は2005年の発行ですが、本棚の中に収まっていたのを
引っ張り出してあらためて読んでみたら
意外とまた新鮮だったので、紹介します
著者は、円滑なコミュニケーションのための手段として
「上機嫌」な状態を自分の「技」にすることを提唱しています
意識して身につけ、いつでも自在に上機嫌モードに入れるようにする技
だから、訓練でだれでも取得できるのです
第1章の冒頭部分・・・・・・・・・・・・・・・・
なんて無意味に機嫌の悪い人が多いのでしょう
不機嫌にしていることで、メリットがあるのでしょうか
だれかが気分がよくなったり、もしくは仕事がすすんだりするのか
不機嫌ムードを発していることで仕事がうまく進むのであればともかく
実際そんなことがあろうはずがない
くよくよして、むっとして、無気力でいて、
何か新しいものが生まれるでしょうか
不機嫌であることが、あたかも威厳があり、知的であるかのように思うのは
大きな勘違いです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうはいても、いつも上機嫌ではいられない・・という思いもありますが・・
ましてや、病院での厳しい現実の中、働いている医療職ですから
いやしかし、だからこそ
上機嫌の「技」が大切なのでしょうね
笑顔やあいさつは、
患者さん・ご家族に、そしてスタッフどうしの中でも
生きる活力と喜びを与えてくれます
そして、笑顔や挨拶は、不機嫌ではできないものです
著者のあとがきにこうありました
私たちがどんな人に惹かれるか思い起こせばわかりやすい
それは、いつでも上機嫌な人だ
そうですね
そうでした
私の大好きな先輩や仲間たちは
み~んな笑顔が素敵です
今日も、明日も、その次も
上機嫌の技をみにつけるために、がんばります
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梅雨だというのにほんとに良いお天気です
今年は長靴買おうと思っていたけど・・保留中
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看護部長 粕谷文子