医療の現場で看護の仕事をしている中で
多くの患者さんと出会い、別れもあります
年数を重ねて行けば、出会う患者さんの数も多くなっていきますが
その中で、
忘れられな患者さんとの出会いが必ず訪れます
今日は中堅ナースのナラティヴの研修を行いました
参加したのは、看護経験10年前後の中堅看護師8名です
研修では、陣田泰子氏の概念化プログラムに沿って
「忘れられない患者さん」を想起し、記述することで概念化していくという
作業を行いました
そして、そのことを発表することで、皆で共有していきます
ナースというのは、こんなにも感性が豊かで
こんなにも、純粋に看護に向き合っているのかと
感激するほど、よい発表会でした
教育担当科長は、彼女たちのことを「宝の山」と表現していました
うまいこと言うものだなぁと感心します
過去の体験を思い起こすことで、涙するナースたちを見ていると
看護ってすごいなぁと思います
みんなの話を聞いていると
やっぱり自分も語りたくなってしまいます
なんででしょうか
自分の体験やその時の気持ちを共有してほしくなるのかなぁ
あらためて思うことは
私たちの仕事は、本当に素晴らしい仕事だということです
そして、ナースを成長させてくださるのは、
患者さんやご家族、(もちろんチームのみんなやいろんな方・・)
なんですね~
仕事が、自分という人間を形成している、とも言えるでしょうか
狭山病院は宝の山!
もっともっと発掘していかないと
楽しみです
看護部長 粕谷文子