ナイチンゲール

ウクライナの政変に端を発しロシアによるクリミア半島の制圧が世界中に報道されたことは耳新しい。

クリミア半島の名は看護学では耳慣れた地名。

なぜならナイチンゲールが負傷兵の看護に参加したのがクリミア戦争だからだ。

 

ナイチンゲールは、近代看護、近代病院のシステムの創始者であり、偉大な教育者であった。

その彼女の90年の生涯が、『フローレンス・ナイチンゲールの生涯』(現代社/セシル・ウーダム著)に克明に綴られている。

私は学生時代にこの本を購入したが、読みきれなかった。ついに読んだのは去年のことだ。

 

ナイチンゲールの言葉で…

「価値ある事業は、ささやかな人知れぬ出発、地道な労苦、向上を目指す無言の地道な苦闘といった風土の上で、真に発展し、開花する」

とある。

仕事や人生、様々な営みの成果は、地道な苦闘の継続によって成し遂げられる。

Rome was not built in a day.

やるべきことを果たし、それを継続する。

 

先のナイチンゲールの言葉に心から共感し、清々しくなった。

 

看護科長

高橋 順

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